「DMMFX PLUS」とは、DMM FXが提供している取引ツールのことです。
DMM FXのツールの中でもいちばんの目玉ツールとなっており多くのユーザーがいます。
この記事では、そんな「DMMFX PLUS」だけに焦点をあてて解説しました。
初めての方は概要をつかんでいただけるよう、また、すでに使用中の方は「こんな機能あったんだ」などと思っていただけるように書きました。
豊富な機能、シンプルな操作性
「DMMFX PLUS」は使えば使うほど魅力が増す奥が深いツールです。
シンプルで使いやすく、わかりやすい操作性でありながら、プロの使用にも耐える高い機能性を持っています。
具体的には、「レイアウト自由自在」であったり、「高機能のチャートが使える」ことや「直感的な操作感」などが挙げられます。
レイアウト自由自在
それぞれのツールごとにパネル別で表示
「DMMFX PLUS」では、様々なパネルを自由に配置して取引画面を自分の好みの状態にカスタマイズすることができます。
何もパネルを表示していない状態はこのような感じです。

この画面の中に、以下のように様々なパネルを自由に配置することができます。

この取引画面の使い心地は人によってそれぞれなので、ぜひ実際に「DMMFX PLUS」を開いて自分好みの取引画面をつくってみてください。
初期レイアウト3種類+オリジナルレイアウト5つまで保存可能
「取引画面」は、初期レイアウトが3つ、そしてオリジナルレイアウトを5つまで保存することが可能です。
例えば、「トレードに集中する画面」「環境認識を行う画面」「成績を見る画面」などのように複数のモードをあらかじめ設定しておき、スイッチ一つで画面レイアウトを切り替えていくことができます。
例えば下は「初期レイアウト1」の画面です。

タブで開いて、それぞれのパネルを単体で表示させることも可能(ポップアップ機能)
各パネルは、「DMMFX PLUS」のホーム画面だけでなく、別でタブを開いて単体で表示させることもできます。
例えば、「チャートを画面に目一杯大きく表示させる」「別画面で成績だけ見る」といったことがこの機能を使うことによって可能になります。
・デスクトップにパネルをひとつずつ表示させた場合

使い方の具体例としては、デスクトップにインターネットブラウザを開いて、同時にチャートを小さなウィンドウで開く、などのようにすると、「ネットを見ながら、横目にチャートをチェックする」ということができたりするので便利ですね。
・タブを別で開いて、パネルを全画面で表示させた場合

大きな画面で、パネルの内容に集中したいときなどに使えます。
複数のモニターでチャートを表示させたいときにも有効活用できますね。
・ポップアップ画面はホーム画面に戻すことも可能
ポップアップしたパネルは、右上のボタンを押すことで再びホーム画面の中に戻すことができます。
描画したチャートは、ポップアップしたまま消すと、次回「DMMFX PLUS」を開いたときに描いた線などが全て消えてしまうので、次回も同じラインなどを使いたい場合は、必ずポップアップ画面に戻してからソフトを閉じるようにしましょう。
また、時間が経つとソフトの更新などで自動でポップアップした画面が消えてしまうこともあるので、チャートからしばらく離れる場合は、一旦ホーム画面に戻しておくと安心です。
様々なパネル
「DMMFX PLUS」で使うことのできる様々なパネルを紹介していきます。
チャート

チャートを表示させるパネルです。
シンプルですが、様々な機能を持っています。
下の章で詳しく解説しています。
注文パネル

注文を入れるためのパネルです。
右上にある「注文タイプ」で注文方法を変更すると注文方法に応じて表示内容が切り替わります。
通貨ペアと数量を選択し、ボタンを押すだけで簡単に注文や決済を行うことができます。
ポジションを持つと、リアルタイムで損益が表示されていきます。
注文に関する設定
「DMMFX PLUS」のホームページの「設定」の項目から「注文共通設定」を選択すると、このような画面が表示されます。

ここで設定を行うことによって、
エントリーと同時にロスカットラインや利確ラインをセットすることができます。
スリッページの設定も可能です。
特にエントリーと同時のロスカット注文の機能はリスク管理にとても役に立ちます。
また、約定したときの音を消す設定もここでできます。
参考記事 >>> 様々な注文方法
プライスパネル

通貨ペアのプライスパネルです。
表示させたい通貨は自由に選択することができます。
また、上の部分の表示項目の順番を入れ替えることもできます。
ポジションサマリ、ポジション照会

ポジションを持つと保有ポジションのリアルタイムのデータが表示されます。
「ポジションサマリ」は、保有しているポジションの全体の情報、「ポジション照会」はひとつひとつのポジションの情報を表示します。
ニュース

リアルタイムで更新されていく経済、マーケット関連のニュースやアナリストのコラムを表示させることができます。
経済指標

リアルタイムで更新されていく経済指標を表示させることができます。
比較チャート

通貨ペアの変動率推移や通常のチャートを表示させることができます。
複数の通貨ペアの変動率推移やチャートを表示させることで、通貨の強弱を簡単に比較することができます。
その他
上にあげたもの以外にも、
「注文変更・取消」「約定履歴」、「注文履歴」、「売買実績照会」、「口座照会」、「報告書」、「クイック入金」、「出金予約」、「入出金履歴」、「株式振替履歴」、「お知らせ」、「売買比率」、「レート通知メール」、「ティック履歴」、「スワップ履歴」
といったものが表示可能です。
これらはトレード中、常に表示させておく必要性はないので、必要に応じて表示させて使っていくのがよいでしょう。
高機能なチャート
「DMMFX PLUS」のチャートは、見た目はシンプルですが、非常に機能性が高く、便利です。
直感的で使いやすく、サクサクとスムーズに動き、機能も豊富でポテンシャルが高いのが特徴です。
使い方次第でFXをやる上で強い武器になってくれるでしょう。
直感的な操作感
「DMMFX PLUS」の良さのひとつに、まず操作性の高さが挙げられます。
非常にスムーズに、直感的に、ストレスなくサクサク動いてくれるのでとても使いやすいです。
「カーソル位置のレート情報と日時の表示」、「スムーズなズームイン・ズームアウト」、「チャートを縦に引き延ばす・縮める」「ドラッグしてチャートの位置をズラす」、などといった操作を非常に快適に行うことができます。
このような操作の快適性は、間違いなくトレードの効率を高めてくれるはずです。

カーソル(スクリーンショットでは見えていませんが矢印のことです)を持ってきた位置のレートと日時を表示してくれます。
左上にはその時間帯の始値、終値、高値、安値も表示されます。

ズームアップすることで、値動きの小さな動きを拡大して観察することができます。このズームアップ、ズームインの動きが非常にスムーズです。

さらに縦軸を引き伸ばしたり、縮めたりすることもできます。
基本的な機能
通貨ペアの選択

チャートの左上の選択肢で通貨ペアを選ぶことができます。
(2021年5月現在 21通貨ペア)
時間軸の選択

チャートを表示させる時間軸を選ぶことができます。
月、週、日、8時間、4時間、1時間、30分、15分、10分、5分、1分、TICKから選択することができます。
参考記事 >>> フラクタル構造
BIDレートとASKレートの表示


BIDレートとASKレートの表示を切り替えることができます。
ローソク足・ライン・平均足の3種類の表示法
「DMMFX PLUS」では、チャートの表示スタイルを「ローソク足」「ライン」「平均足」の3種類から選ぶことができます。
・ローソク足

・ライン

・平均足

多数のテクニカル分析ツール
描画ツール
DMMFX PLUSでは以下の描画ツールが使用できます。
水平線 |
垂直線 |
トレンドライン |
フィボナッチ・リトレースメント |

ひとつずつ解説していきます。
水平線

このように、チャートに水平線を描くことができます。
さらに、表示させた水平線をクリックし、「編集」を押すと、下の画像のようにポップアップが表示されて、「色」「線の種類」「太さ」を変更することができ、線の端に「価格表示」をするかしないかの選択、「価格の数値設定」ができます。

カスタマイズ性が高いので、水平線を使うトレーダーにとってはかなり利便性が高いです。
数値設定をする場合はきめ細い水平線の配置ができますし、マウスで水平線をドラッグ&ドロップすることもできるので感覚的に扱うこともできます。
垂直線

垂直線を引くとこのようになります。
水平線と同じように、細かい設定をすることができ、手動で動かすこともできます。
トレンドライン

このようにトレンドラインを引くことができます。
また、「トレンドライン」の場合、「始点」と「終点」に関する設定もできるので、特定の時間にだけ水平線を引きたい場合などにも使えます。
例えば下のような感じ。
この機能を上手く使うと、15分足や1時間足で引いた水平線を週足や日足のチャートで見えないようにすることができるので、チャートが見やすくなります。

また、「DMMFX PLUS」の「トレンドライン」には、「マグネット機能」がついており、手動でトレンドラインを動かすと、自動的にローソク足などの高値、安値、始値、終値にトレンドラインの始点、終点を合わせてくれます。
もちろん数値で設定することも可能ですが、非常に面倒なので、この機能はかなり便利です。
フィボナッチ・リトレースメント

このようにフィボナッチ・リトレースメントを表示させることができます。
ラインだけでなく、エリアを色づけしてくれて、別の時間軸にしてもフィボナッチ・リトレースメントは表示され続けるので、サポートラインやレジスタンスラインを見失わずに済みます。

とにかく、描画機能は実際に自分で使ってみる、試してみるのが一番です。
この説明を読んでもよくわからない部分もあると思うので、ぜひチャートを実際に表示させて、色々なラインを引いてみてください。
インジケーター
DMMFX PLUSでは、以下のインジケーターが使用可能です。
トレンド系 | オシレーター系 |
単純移動平均線 | MACD |
指数平滑移動平均線 | RSI |
加重移動平均線 | RCI |
一目均衡表 | スローストキャスティクス |
ボリンジャーバンド | ヒストリカル・ボラティリティ |
ピボットポイント | 移動平均乖離率 |
エンベロープ | モメンタム |
パラボリックSAR | ATR |
スパンモデル | DMI |
スーパーボリンジャー | ADX |
自分で設定したテクニカル分析のテンプレートが保存できる
チャートからの直接注文(指値・逆指値)
チャート設定や描画の自動セーブ
様々な機能とサービス
・レート通知メール
・入出金履歴の確認
動作環境

参考記事
・「DMMFX PLUS」実際に使ってみた
・「DMM FX」の口座情報まとめ

最後まで読んでくれてありがとう!